ノクトとシエラSの違いを比較。注意点は収納力に差あり

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ノクトとシエラSの評判とメリットを紹介します
LIXILより引用

「ノクト」と「シエラS」の違いと注意点について、リフォーム会社さん、ショールームスタッフさんに伺った情報をもとにレポートします。

LIXILシステムキッチン「ノクト」とは

2022年6月のコロナ禍中に発売された「ノクト(Noct)」は、在宅ワークの時間が増え、家族がキッチンの周りで過ごすライフスタイルの変化を意識した、デザインに優れたキッチンです。

「ノクト」は、中級グレードのシステムキッチンで、2022年5月末で廃盤になった「アレスタ」の後継品です。

LIXILシステムキッチン「シエラS」とは

シエラS」は、普及グレードのシステムキッチンで、本体定価は「ノクト」よりも安いです。

他メーカーの同じ普及グレードのキッチンと比べても収納力があるのが特長で、50〜65%と値引き率も高いため、コストパフォーマンスが高いと人気です。

(関連)LIXILキッチン「シエラS」の評判と特長。値引きが大きい?

ノクトの方がシエラSより優れている点・メリット

ノクトはシエラSよりも収納力がある

キッチンの主な引き出し(キャビネット)はシンク下・調理台下・コンロ下の3箇所あり、それぞれ奥行きが5cmほどシエラSよりもノクトのほうが長いです。

ノクトのトラブル対策

ノクトのメリット

キッチン名 コンロ下 調理台下 シンク下
ノクト 42.4cm 52.4cm 42.4cm
シエラS 37.5cm 42.5cm 37.5cm

ノクトは調理や後片付けが効率的になるWサポートシンクが選べる

ノクトのWサポートシンクの特長

「ひろびろWサポートシンク」は、名前のとおり縦横の広さがあり、まな板やカゴをシンクの両端に置いても、シンク中央で大きな鍋が洗える広さがあります。

調理中は食材がたくさん置けて、後片付けも食器がたくさん置けるので、効率的に作業ができます。

ノクトとシエラSの違いを比較
LIXILより引用

「Wサポートシンク」は2段のレーンと中段プレートを利用します。

例えば、上段のまな板で切った食材を中段の水切りプレートにそのまま落として移す。食材の切れ端を中段の水切りカゴに落とすことで調理も後片付けも効率的に。

また、重い鍋を中段プレートに乗せることで楽な姿勢で作業ができます。

シエラSでは「ひろびろWサポートシンク」と「Wサポートシンク」は選べません。

ノクトはミーレの食器洗い機が選べる

ノクトにミーレの食洗機を入れる時の注意点

ミーレ(Miele)はドイツで誕生したビルトインタイプの食洗機で、大容量が特徴で鍋やフライパンなども楽々洗えます。静音性、節水性、耐久性に優れた高級食洗機です。

シエラSではミーレの食洗機は選べません。

LIXILキッチンの口コミと事例はこちら

 

ノクトの方が選べるデザインが多い

シエラSの選べる扉カラーは28種。取手は8種。

対してノクトは扉カラー40種あり、取手11種から選べます。

特に、艶消しで四方に枠組みがありアンティークな印象のある框(かまち)扉と、框扉に合うショート取手は、ノクトにしかないデザインです。

また、黒系の人造大理石のワークトップが選べるのもノクトだけのメリットです。厚さ10mmと薄くスマートなデザインです。

シエラSの人造大理石ワークトップは厚みは12mm

ノクトだけが選べる「キッチンテーブル」

ノクトとシエラSの違い

普及グレードの「シエラS」も高級グレード「リシェルSI」も選べず、「ノクト」だけが選べるオプションは「キッチンテーブル」です。

コロナ禍中に発売されたノクトですから、リモートワークのニーズを意識しているのでしょうか。

カウンター下のキッチン側にコンセント穴もあるので、PCでの在宅ワークに最適です。

ノクトとシエラSを比較

ノクトとシエラSの価格の違いを比較

ノクトの方がシエラSよりも定価は高く、シエラSの方が値引き率が高いため、販売価格はさらに差がつき、ノクトの方が30万円程度高くなる可能性もあります。

<価格のイメージ> ※あくまでイメージです

キッチン名 定価 値引き率 販売価格
ノクト 130万円 45% off 72万円
シエラS 110万円 60% off 44万円

LIXILキッチンリフォーム価格と施工事例はこちら

 

まとめ:デザインにこだわらないならば、シエラSをおすすめします

ノクトは「Wサポートシンク」や「ミーレ食器洗い機」、扉デザインも選択肢は多いですが、もちろんタダ(無料)ではなく、有料オプションは選ぶほど価格は高くなりますから、上述の価格よりも高くなり、さらにシエラSとの価格差は開きます。

ノクトの方がシエラSよりも収納力が高い点は、ノクトが勝るメリットですが、引き出しの奥行き5cmの差が、価格差に勝るかはよく検討した方がよいと思います。

もともとシエラSは収納力が特長であり好評で、シエラSと同じ他社メーカーの普及グレードであるクリナップ「ラクエラ」、トクラス「Bb」、Panasonic「V-Style」と比較しても「シエラS」は収納力があります。

シエラSは選べる扉カラーは28種もあり、それほどデザインにこだわりがなければ、十分なデザインは揃っていると思います。

ですので、こだわりがないのであれば、個人的には、「シエラS」をおすすめします。

こだわりや高級感を求めるならば、ノクト以上に扉デザインとオプション機能の選択肢が豊富なうえ、上質なセラミックのワークトップも選べる高級グレードキッチン「リシェルSI」をおすすめしたいです。


リシェルSI」は「らくパッと収納」にも対応しており、収納力もあります。

人気のらくパッと収納
LIXILより引用

LIXILキッチンリフォーム事例と口コミはこちら

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LIXILノクトのデメリット

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