LIXILより引用
LIXILの新しいシステムキッチン「シエラS」について、キッチンリフォームの候補として、ショールームスタッフさんに特長を聞いてきました。
今までのシエラと新しいシエラSの違いは、トレンドを取り入れ、選べるスタイリッシュなデザイン性です。
LIXIL「シエラS」は値引きが大きい?
「シエラS」がクチコミでも人気の理由は、価格の安さ≒コストパフォーマンスの良さだと思います。クチコミでも価格の安さで評価が高いです。
LIXILのキッチンは他メーカーと比較しても割安で、凝ったデザインからシンプルなものまでどんな住まいでも合わせやすいスタイルがメリットです。
そんなLIXILのキッチンの中でも、シエラSは、一番安いグレードのシステムキッチンになります。
(グレード順:リシェル > ノクト > シエラS)
さらに、安く一般的な商品ほどよく売れるので、割引率も高くなりますから、メーカー希望価格に対する割引率は50〜65%にもなります。
もちろん、割引率はリフォーム会社によります。LIXILの研修参加と試験に合格して加盟した「LIXILリフォームネット加盟店」でしたら割引率は期待できますね。
シエラS(Shiera S)のリフォーム費用相場
壁付けキッチンI型なら工事費込みで価格は43万円台から。
L型なら工事費込みで価格は51万円台から。
私たちは、料理をしながら家族とコミュニケーションが取りやすい対面型を希望していたので、工事費込みで61万円台からの価格帯になりました。
LIXILキッチンのグレードとリフォーム費用相場
- シエラS 工事費込み価格43万円〜
- ノクト 工事費込み価格48万円〜
- リシェルSI 工事費込み価格77万円〜
- ウエルライフ 工事費込み価格91万円〜
シエラSの特長
スリムで薄いワークトップ
LIXILより引用
シエラSの人造大理石ワークトップは厚み12mmと薄く、取手もシンプル。海外の高級キッチンのようにスリムでスタイリッシュですね。
汚れが拭きやすい凸凹「ステンレストップ」とシンプルなモノトーン「人造大理石トップ」
- ステンレスワークトップ
大小ドットの丸みのある凸凹で、鍋を引きずってしまっても接触する面積が少ないのでキズが付きにくい。
ドット配列技術で汚れも拭き取りやすく、この技術は「ステンレス協会賞 優秀賞」を受賞している。
- 人造大理石ワークトップ
350℃の熱い鍋を置きっぱなしにしても、熱で変形・変色せず、醤油やソースなど色のついた調味料や色の濃い洗剤も染み込みにくく変色しない。
LIXILより引用デザインバリエーションは少ないですが、ホワイト系と砂岩系なので、どんなインテリアでも合わせやすいシンプルなモノトーンですね。
私たちがシエラSで選んだ色は、扉カラーの白に合わせた「シルフィーホワイト」です。
扉カラー全27色。ツートンカラーでブラックも選べる
LIXILより引用
水栓金具・レンジフード、加熱機器(IH・ガスコンロ正面部分)、取手などははシルバーでしたが、シエラSでは、シックなブラックが選べるようになりました。
取っ手は、ハンドルタイプ(ブラック・ホワイト)かシンプルなスリムタイプ(シルバー、シャインニッケル、ブラック)から選べます。
キャビネットのカラーと上の吊戸のカラーを異なる別々の色にツートンカラーでカスタマイズもできます。
扉カラーは白く上品な艶のある人気色「スムースホワイト」
扉の質感の特長は、汚れが拭き取りやすい「クリーン」、さらに「撥油・撥水」、鮮やかな「光沢」、さらに艶やかで高級感のある「高光沢」、マットに落ち着いた「つや消し」があります。
キッチンのシンク・コンロ・扉はそれぞれ色を選べますし、カラーコーディネーションで印象が全く変わります。
私たちが選んだのは人気色の「スムースホワイト」です。
LIXILより引用
もともと明るいキッチンを目指していたので、色はやはり白がよいと思っており、人気の「スムースホワイト」の特徴は汚れが拭き取りやすくコーディングされた「クリーン」「撥油・撥水」「光沢」。光沢はあるのですが、さらに高光沢な扉よりはツヤツヤしすぎずシックな感じです。
「スムースホワイト」は、よく見ると格子状の模様があります。触感もありますし、下の写真だとわかりにくいと思うので、是非、LIXILショールームで実際に見ることをおすすめします。
取手は料理中に頻繁に開け閉めするイメージはないので、小さく上品な「ショートハンドル」を選択。全体的に、Apple製品のようなシンプルさを求めました。
「スムースホワイト」のシエラSをLIXILショールームで初めて見たときは、洗練されたデザインが印象的で、一目惚れでした。割引き率が高く、安いキッチンとは思えません。
単色系の「スムースホワイト」は追加費用なしで選択できますが、同じ白でも「ペールホワイト」は約4万円追加、高光沢の「ミストホワイト」は約8万円追加など費用にも差が出てきますので、実際にLIXILキッチンショールームへ見学に行って、自分で見て触って光沢や質感を確かめたほうが賢明です。
キッチンのカラーコーディネートに自信がなければ、LIXILキッチンショールームのスタッフさんに相談すれば、人気色や最適なコーディネイションはもちろん、扉の素材による掃除のしやすさ、耐久性、取手の特徴も教えてくれますよ。
段差で流す「ステンレスシンク」とやさしいカラーで丈夫な「人造大理石シンク」
- ステンレス:スキットシンク
シンクの奥に段差をつけることで勢いよく水が流れるので、ナイアガラフローといわれる。段差に向かって水が流れ、汚れやゴミも戻ってこないので調理中も後の掃除も簡単。水流が素早く流れるので、節水にもつながる。
- 洗い物の水で勝手に洗浄「くるりん排水口」
くるくる回るフィンは電動ではなく、普段通りに食器洗いや調理でシンクを使ってるだけで、勝手に「うず」を発生させるのでぬるぬるの汚れがたまらないのが評判です。排水口内部まで汚れをたまりにくくする。
LIXILより引用くるりん排水口を採用し、シエラSを3ヶ月使ってみての感想は、心配になるほど掃除の頻度も減りました。
そろそろ掃除しなきゃかな?と思って覗き込むのですが、まだへーき♪
電気も使わず、水を使う度に毎回勝手に洗浄してくれるので、洋式トイレの渦のようで、しくみもイメージしやすく、きれいに保つ効果もあります。(キッチンなので、トイレの例えは良くないかもですが。。)
- 人造大理石:キレイシンク
フェミニンな人気色を選べるやさしい質感。シンクとワークトップの継ぎ目がないので汚れがたまりにくく、掃除も拭き取るだけで簡単。
昔は人造大理石は熱や衝撃に弱い印象がありましたが、LIXILシエラSの人造大理石シンクは、熱い鍋を置いても変質や変色しにくく、物を落としても傷がつきにくく割れにくい性能を実現しています。
LIXILより引用まず排水口が奥に隠れているキレイ。シンク底面が平らなので、鍋や食器が置きやすく、余すことなく使えます。
シンクとワークトップカウンターにつなぎ目がないのはもちろん、シンクと排水口にもつなぎ目がないので、汚れがたまりにくく、拭き掃除が簡単です。
遠心力で油と空気を分離する「よごれんフード」
シエラSの「よごれんフード」は、油を含んだ煙や空気を内部の高速回転するディスクが油と空気に遠心力で分離することで、ファンには油が届かず、掃除が面倒なファンやフード内部に油汚れが付きにくい仕組みです。
普段のメンテナンスも簡単で、遠心力で飛ばされた油はオイルトレーにたまりますが、フッ素塗装されているので、水で油を簡単に流し落とせる。遠心力を生む回転ディスクも親水性コーティングなので、水につけてしばらく経てば勝手に油が浮いてきます。
LIXILより引用
※メニュー「リフォーム事例」から絞り込み検索可能
コロナ対策で人気のLIXILのタッチレス水栓
コロナ対策として、水を出したり止めたりするときに手を触れないので清潔に保てるタッチレス水栓がおすすめです。
手洗いが推奨されているコロナ禍で、コロナウイルス対策やインフルエンザウィルス対策としてタッチレス水栓が人気です。
LIXILでは「タッチレス水栓」の売り上げが増加しており、生産ラインを増設しているといいます。(日刊工業新聞)
一度に広く洗い流せる「ひろびろシャワー」は下にいくほど水が広がる。ハンズフリー水栓とオールインワン浄水栓のどちらでも使えます。
- ハンズフリー水栓
センサーで自動で水を出したり止めたりできるタッチレス水栓。調理中にさっと一瞬水を使いたいときにも、手で蛇口をひねるより節水効果があるほどセンサーの感度が高い。
私たちは、シエラSでハンズフリー水栓を選びました。
こういった自動センサーは感度が悪く、何度か角度を変えて近づけたりしないとならなかったり、結局、普通のハンドルの方が早いんじゃないの?というネガティブなイメージがあったのですが、LIXILのキッチンショールームで体験させてもらったところ、センサー感度の良さに驚きました。
近づけるとぱっと水が出て、吐水口の下から物が離れるとピタッと止まるので、手で止めるより節水にもなります。
透明のコップや細いスプーンなどもきちんとセンサーが感知するのも感心しました。
- オールインワン浄水栓
プッシュで浄水/原水の切り替え、ダイヤルでシャワー/整流の切り替えできる。細身でコンパクトなカードリッジのおかげでスマートなデザインを実現。
LIXILより引用
LIXILシエラSのキッチンリフォームが得意なリフォーム会社を探す方法は?
LIXILのキッチンのノウハウと工事技術に長け、地元でも評判の高いリフォーム会社にお願いしたいです。
私はリフォーム会社を選ぶ際のポイントとして、キッチンメーカーの審査をクリアし、技術力や実績を期待できる「LIXILリフォームショップ」「LIXILリフォームネット」に加盟しているかどうかを確認していました。
ですが、これらのネットワークへの加盟はキッチンメーカー側からの視点なので、いっぱいメーカーのバスを売ってくれるリフォーム会社がひいきされるのがデメリットではないか不安もありました。
そこで、私が利用したのがリフォーム会社紹介サイトの「ホームプロ 」です。
リフォーム希望部位、予算や工事時期などいくつかの条件を登録すると、リフォーム会社側から複数社立候補してくれます。
もともと大阪ガスが創業し、創業20年以上の老舗サービスです。現在はリクルートが親会社として運営しています。
ユーザーの利用は無料で、ホームプロサイトにはリフォーム会社が加盟するための独自の審査項目もきちんと公開されています。
「ホームプロ 」が紹介するリフォーム会社は、「建設業許可」や保険の加入などの審査はもちろん、リフォーム会社から「決算報告書」を提出してもらい、財務状況まで確認。しかも毎年チェックしているのは安心感があります。
また、ホームプロは公平な立場なので、実際にリフォーム会社を利用した施主のクチコミ評価を全て公開しています。
キッチンメーカー視点ではなく、ユーザー目線で評価の高い会社を選べるのは便利です。
お客さんからの悪い評判やコメントもありますが、コメントに対するリフォーム会社の真摯な改善コメントは、好印象を受けますし、低い評価も正直に公開している点で、「ホームプロ」というサービスが信頼できました。
紹介された8社のうち、4社は「LIXILリフォームショップ」「LIXILリフォームネット」のいずれかに加盟していました。
結果、私たちはマイページから紹介されたリフォーム会社のクチコミ評価やLIXIL製品のキッチンリフォーム事例を比較しながら、メッセージのやりとりと見積依頼を行い、「LIXILリフォームショップ」に加盟している1社と工事契約しました。
決め手は、私の両親のことを気遣いながら、私たちにわかる言葉で丁寧にメリットやデメリットを説明し、提案してくれた担当者のお人柄です。幅広い知識はもちろん、シエラSの工事内容にも満足しています。
私たちがシエラSを選んだときも、まずは「価格」に魅力を感じました。
豊富なオプションも価格が安いので、シエラSよりハイグレードなキッチンよりも自分たちが使いやすいように価格をおさえながらカスタマイズできるのが評判です。
リビングや寝室などのインテリアは物を置かず、シンプルなモノトーンを好みますので、家具はほぼ「ニトリ」というライフスタイル。
ですので、キッチンにも大それた最新機能を期待しておらず、必要最低限の機能とシンプルなデザインを求めていました。
このシンプルで洗練されたデザインは、価格の割には上品で、どんなインテリアにも合わせやすいのではないでしょうか。