タカラスタンダードより引用
「エーデル」と「トレーシア」の違いと注意点について、リフォーム会社さん、ショールームスタッフさんに伺った情報をもとにレポートします。
- エーデルの方がトレーシアより低価格なのに同じホーロー製
- エーデルの扉カラーは基本色から選べるのでどんなインテリアにも取り入れやすい
- エーデルもトレーシアも、ワークトップはアクリル人造大理石・人造大理石・ステンレスから選べる
- エーデルのハンドルタイプの取手は上下どちらからでも引っ掛けられるので便利
- トレーシアの「家事らくシンク」の専用まな板は意外と使わない?
- 審査をクリアしたリフォーム会社に依頼するには?
- まとめ:ホーロー重視で、デザイン性や調理にこだわらないならば「エーデル」がおすすめ
エーデルの方がトレーシアより低価格なのに同じホーロー製
他メーカーの普及価格帯(低価格)のキッチンは、どのメーカーもだいたい同じスペックで、木製キャビネットが多く、中級価格帯以上ではないとメーカー独自の特長が反映されません。
タカラスタンダードのキッチンは、中級価格帯のトレーシアはもちろん、低価格で普及価格帯のエーデルにも、タカラスタンダードの特長である高品位ホーローがキャビネットにまで採用されているので、エーデルもホーローならではの汚れや熱に強く、傷や衝撃にも強い特長があります。
<参考価格(本体+工事費込)>
- トレーシア:総額993,000円(税込)〜 ※家事らくシンク付き
- エーデル:総額775,000円(税込)〜
トレーシアから「家事らくシンク」などオプションを削り、トレーシアとエーデルの機能を同じ条件に合わせても、約10万円はトレーシアの方が高くなります。
エーデルの扉カラーは基本色から選べるのでどんなインテリアにも取り入れやすい
トレーシアの扉カラーは18色。木目調、コンクリート調やブルーグリーンなどデザイン性が高いものもあり、エーデル以上に選択の幅が広いです。
エーデルの扉カラーは7色ですが、ホワイト、ベージュ、ブラウン、グレーなど多くの方がインテリアに取り入れやすい基本色が揃っています。
エーデルもトレーシアも、ワークトップはアクリル人造大理石・人造大理石・ステンレスから選べる
エーデルもトレーシアもワークトップ(天板)は、アクリル人造大理石・人造大理石・ステンレスの素材を選択できます。
エーデルとトレーシアの違いは、トレーシアのアクリル人造大理石で、モデレートブラック・モデレートココアの高級感のある2色が追加で選べる点です。(L型プランは2色の対応不可)
モデレートブラック、モデレートココア以外の選べる色は、エーデルもトレーシアも同じですから、この2色以外がお好みでしたら問題はありません。
また、ステンレスはエーデルもトレーシアも傷が目立ちにくい凹凸のあるエンボス加工ですが、エーデルはドットのオーバルエンボス加工、トレーシアはなめらかなサンドエンボス加工の違いがあります。
エーデルのハンドルタイプの取手は上下どちらからでも引っ掛けられるので便利
トレーシアの取手はレールタイプとハンドルタイプが選べます。
レールタイプは扉の表面に取手が飛び出ていないので、すっきりしていてデザイン性が高く、インテリアに馴染みます。
エーデルはハンドルタイプしか選べませんが、ハンドルタイプはハンドルの上からも下からも手を引っ掛けて開けやすいので、忙しい調理中に引き出しを開けるときに便利なこともあります。
ハンドルが扉の表に出ていますが、そこまで密着して調理することはないと思うので、邪魔になることはないでしょう。
トレーシアの「家事らくシンク」の専用まな板は意外と使わない?
トレーシアにオプションで付けられる「家事らくシンク」は、シンクの上でも効率的に調理でき、ワークトップが汚れないので掃除も簡単です。
シンク上の作業スペースは高さを2段階変更できるので、作業内容によって腰に負担がかからない高さに調整できます。
注意点としては、「家事らくシンク」上に「まな板」を縦に使いたい場合は、ぴったりはまる純正の専用まな板に限られる点です。
市販のまな板でもサイズが合えば置けるとは思いますが、野菜などをまな板に置いて圧力をかけて切るので、サイズが少しでも小さいと安定感がなくなるためおすすめできません。
まな板は清潔に保つために交換も必要ですが、純正まな板は8,000〜10,000円程度します。
まな板を横向きに使いたい場合は、シンク上にラックを置き、その上にまな板を乗せれば、市販のまな板でもまな板のサイズを気にせず使えます。
審査をクリアしたリフォーム会社に依頼するには?
タカラスタンダードのショールームでスタッフに相談すればリフォーム会社を紹介してもらうことは可能ですが、自分でフラットに比較して納得のできるリフォーム会社を探したい方もいるでしょう。
だけど、どうやって信頼できるリフォーム会社を探したらよいか見当もつかない、、、
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まとめ:ホーロー重視で、デザイン性や調理にこだわらないならば「エーデル」がおすすめ
今回キッチンリフォームを検討している友人家族の場合は、だいたいは妻が料理を作って夫が片付け担当で、2人以上でキッチンで作業することは少ないです。
共働きで料理を短時間で済ませることが多く、レシピと食材がセットになっているOisix(オイシックス)も利用しており、天ぷらの衣付けでパン粉を散らかしたり、水を流しながら魚の鱗をとったりすることもあまりありません。
旅行や外食することが多く、モノにお金をかけないタイプ。インテリアや家電はデザインよりも機能重視で「ニトリ」で買うことが多いとのこと。
友人の家族のような価値観の方ならば、低価格でもタカラスタンダードの特長である丈夫で清潔なホーロー製の「エーデル」をおすすめします。
トレーシアとの差額の分で、タッチレスハンドシャワー水栓に変更したり、マグネットのラックが付くホーロークリーンキッチンパネルを追加したり、オプションでお好みに機能追加するのもおすすめです。
もちろん、トレーシアの方が価格も高いだけあって、シンクもワークトップも扉カラーもデザインの選択の幅が広いです。
いろいろな料理を作ることが好きで、長時間キッチンにいることが多いのであれば、調理も片付けも効率性に配慮した「家事らくシンク」が付けられる「トレーシア」をおすすめします。
キッチンリフォームを検討している友人の価値観である「丈夫で清潔に保てる」「凝った料理はあまりしない」「高いデザイン性より機能(インテリアはニトリが多い)」をベースに整理した結果、エーデル推しの評価レポートになりますのでご了承ください。