LIXILより引用
- タンクレストイレのデメリット・メリット共通点は?
- TOTO GGは「きれい除菌水」でウォシュレットノズルを自動洗浄
- PanasonicアラウーノS160は「タレガード」「モレガード」でこぼれない
- LIXILサティスはシャープの「プラズマクラスター」で消臭・除菌
- タンクレストイレリフォームが得意な会社を探すには?
タンクレストイレのデメリット・メリット共通点は?
大前提として、最近のトイレは、タンク式トイレでもタンクレストイレでも、黒ズミや汚れがつきにくく、フチなしで汚れのたまりやすい便器フチ裏の掃除の必要がなく、日々の掃除はさっと一拭きで簡単♪など、どのメーカーも同じような性能を持っています。
中でも、TOTOトイレGG/LIXILサティス/アラウーノS160はタンクレストイレですが、比較する前にタンクレストイレ共通の長所・短所を挙げます。
共通点を把握した上で、各メーカーでイチオシのタンクレストイレの評判や違いをみて比較してみましょう。
タンクレストイレのメリット
節水効果が高い
タンク式トイレは1回の大洗浄で約13リットルの水を使用しますが、タンクレストイレなら4〜5リットルの少量で流すことができます。
水流が少なくて心配になりそうですが、TOTO GGなら「トルネード洗浄」で汚れが付きやすい便器の後ろに強く水が当たるのでしっかり洗い流せます。
LIXILサティスなら3つの吐水口から強力な渦を作り出す水流の「パワーストリーム洗浄」。
Panasonicアラウーノなら水面の細かいたっぷりの泡が「激落ちバブル」としてトイレを流すたびに洗浄してくれます。
トイレが小さいので空間を広く快適に使える
タンクが無い分、高さ、長さが小さく省スペースで済みます。
スタイリッシュなフォルム。凹凸が少なく拭き掃除しやすい
継ぎ目、凸凹、隙間が少ない一体的なデザイン。日頃のメンテナンスも簡単です。
連続して水を流せる
タンクレストイレは水道直結なので、タンクに水をためる時間を待つ必要がないので、すぐに洗浄することができます。
タンクレストイレのデメリット
手洗い場がないので、別途設置しなければならない
ウォシュレットなどおしり洗浄機能だけの交換ができない(修理費用が高くなる)
便座とトイレが一体になっているので、一部だけ交換が難しいです。
従来のタンク式で便座が別ならば、家電量販店で自分で購入して交換することも可能です。
マンションの高層階など水圧が低いと使えない場合も
給水栓から水道直結の水圧で洗浄するので、高層マンションでは水圧が弱く、利用できない場合があるのでリフォーム会社による事前にチェックが必要です。
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TOTO GGは「きれい除菌水」でウォシュレットノズルを自動洗浄
シルエットが低く、一見タンクレストイレに見えますが、後ろに小さなタンクが付いています。
TOTOより引用
TOTO GGのリフォーム費用は工事費込みで18万円〜。
TOTO GGは、トイレ掃除で面倒なウォシュレットのノズルを待機中に自動洗浄できれいを保ちます。
水に含まれる塩化物イオンを電気分解して除菌成分を持つTOTOの「きれい除菌水」が、ウォシュレットを使用していないときも、定期的にノズルを洗浄します。
ウォシュレットの使用前・使用後にノズルを毎回洗浄し、便器から離れたり、待機中には内側も外側も「きれい除菌水」で自動的に洗浄するので、雑菌の繁殖を抑えて菌の汚れ化を防ぎます。
「きれい除菌水」は、TOTOキッチンのシンクやお風呂・バスの床でも採用されている、TOTOならではの水回りを清潔に保つ技術です。
トイレは毎日使うものだから綺麗を保ちたい、でも綺麗を保つのも大変なのがトイレです。
TOTOのトイレGG/GG-800は、節水だけでなく、とっても簡単にお掃除ができますので、綺麗で清潔なトイレを保ちましょう。
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PanasonicアラウーノS160は「タレガード」「モレガード」でこぼれない
Panasonicより引用
人気のPanasonicアラウーノS160は約16万円のリフォーム相場です。
立って排尿するとき、おしっこがはねない。
男性が立った姿勢からおしっこをするとき、水面におしっこが当たったときに飛び跳ねて、ときにはトイレの床まで飛び散って床が汚れてしまうトラブルがあるのではないでしょうか?
アラウーノS160ならば、水面の泡がクッションとして、おしっこの衝撃を吸収してくれるためか、飛び散ることはありません。
座って排尿するとき、おしっこが前にこぼれない
立っておしっこするとはねるなら、座りなさい。と、最近では座っておしっこする男性も多いようですが、そこで問題になるのが、おしっこがこぼれることです。
どういうことかというと、男性が座った状態でおしっこをするとき、おしっこが出る尿道口が位置的にちょうど便座と便器のあたりにあるわけですから、気を付けないと、便座と便器のスキマからおしっこが便器の外に出てしまうトラブルがあるわけです。
大量にはみ出すことはないと思いますが、ちょっと、ちょっとが重なり、少しずつ便器の前方を伝ってこぼれ落ちて床にたまります。これを「尿ダレ」といいます。
この便器の前方の水溜りをトイレの水漏れや故障だと勘違いし、リフォーム会社に修理を相談されるかたも多いそうです。通常、水漏れといれば、トイレの後方の配管あたりから漏れるのが普通ですね。
アラウーノS160には、「タレガード」というしくみがあり、便器の内側に3mmの高さの土手というか、堤防があり、おしっこのこぼれを防ぎます。
Panasonicより引用
陶器は水になじむ性質がありますが、アラウーノの有機ガラス系新素材は撥水性なので、水が玉になってはじく性質があるため、たった3mmのフチでも尿ダレを防ぎます。
さらに、便器内側に「モレガード」というしくみもあり、便器と便座のスキマを塞いでいます。
この「モレガード」に便座におしっこが当たっても、便器の中に流れ落としてくれます。
アラウーノS160の便座の面積が他メーカーのトイレより大きいので、体格の大きい男性が座っても座り心地がよいです。
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(関連記事)アラウーノS160の評判とトラブルは?男性に人気
LIXILサティスはシャープの「プラズマクラスター」で消臭・除菌
LIXILより引用
LIXILサティスSのリフォーム価格は工事費込みで24万円前後。
気になるにおいや菌は、シャープのプラズマクラスターがイオンのチカラでまるごと「鉢内除菌」。便フタ裏、便座裏など水の当たらない場所もすみずみまでイオンがいきわたる。
他のTOTOやPanasonicのタンクレストイレも魅力的でしたが、やはりサティスで評判のプラズマクラスターが付いていることが決め手になりました。
我が家は空気清浄機もシャープのプラズマクラスターです。数年おきにフィルターを交換しながら10年以上毎日つけっぱなしで使っていて、消臭には抜群の信頼と実績があります。
家は盆地で高湿、換気もよくないせいか、トイレは匂うのが当たり前でしたが、LIXILサティスにリフォームすることですべて解消しました。
次の人がすぐ使うときに、いちいち消臭スプレーしなくてよいし、スプレーを買わなくてもよいですね。
LIXILサティスは電気の力で洗浄しますが、停電時は手動で洗浄できる機能は付きです。
また、サティスGは、水を小さなタンクにためてからポンプで押し流すため、低水圧でも流せます。
サティスSはポンプはありませんが、ブースターを追加することで水圧を強めることができます。
とはいえ、元の水圧が弱すぎると、ブーストしても水圧が足りない場合があるので、事前にリフォーム会社に相談しましょう。
サティスの洗浄ノズルは2本!おしり用と女性用
サティスはおしり洗浄用ノズルとは別に、女性用ビデ洗浄用ノズルの2本があります。
LIXILより引用
女性にやさしい配慮ですね。取替えできるノズルで、オート洗浄機能付きなので、いつも清潔に保ちます。
リモコンを押すと、別々のノズルが出てきました。
ショールームスタッフさんによると、ノズルと一緒に屋根のように出てくる「ノズルシャッター」は、ノズルへの汚物の飛び跳ねを防ぎ清潔に保つLIXILのトイレだけのパーツとのことです。(写真でいうノズル上の薄グレーのパーツです)
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(関連記事)LIXILサティスSとサティスGの違いと評判は?プラズマクラスター搭載トイレ
タンクレストイレリフォームが得意な会社を探すには?
最近のトイレは傷汚れもつきにくく、耐久性が高いですから、トイレをリフォームする機会はなかなかあるものではありません。
私がおすすめするのは、厳しい審査を通過したリフォーム会社を複数社紹介してくれる「ホームプロ」です。トイレリフォーム要望、だいたいの予算を登録するだけで、自分の住まいの近くの加盟リフォーム会社を紹介してくれます。加盟会社は北海道から沖縄まで1200社ありますから全国で利用できるサービスです。
紹介される加盟会社は「建設業許可」があり、財務状況もホームプロが審査しています。リクルートが運営。創業は大阪ガスで、NTT東・西が出資していたので安心感があります。
紹介されるリフォーム会社の住所、規模、免許、社員数、設立年など会社情報詳細、そのリフォーム会社で実際にトイレリフォームした施主のクチコミ評価、タンクレストイレリフォーム施工事例もサイトから簡単に比較できます。
TOTOショールームスタッフさんに聞いた他メーカーにはないTOTO便器の自慢とは、陶器の表面をナノレベルでツルツルにコーティングした「セフィオンテクト」という独自の技術。ひっかかりがないので、汚れがつきにくいとのこと。